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変圧器の高効率化のポイント

変圧器の法定耐用年数は15年、実用耐用年数20年とされていますが、事業所によっては、30年近く使われているところもあります。 キュービクル内の変圧器が故障してしまうと、すべての電源が動かなくなる恐れがありますので、計画的な更新が必要になります。 変圧器を高効率のものに変更するのはもちろん、現在いれている変圧器から容量の低いものへ変更すると、省エネはもちろん、導入時のコストを抑えることも可能です。

例えば、1990年製の3相200KVAが無負荷損594wで、8,760(h/年)運転している場合、無負荷損損失は、5,203(kWh/年)と推定されます。 それを、トップランナーⅡの変圧器の3相200KVA、無負荷損260wに更新した場合、無負荷損損失は、2,278(kWh/年)となります。 それを、トップランナーⅡの変圧器の3相150KVA、無負荷損220wに更新した場合、無負荷損損失は、1,927(kWh/年)となります。 つまり、同じ容量で更新するよりも、さらに351(kWh/年)省エネになります。 現在の変圧器を導入した際に照明が蛍光灯だった場合、高圧の電灯はダウンサイジングが可能な場合が多くあります。また、動力についても空調や生産設備の省エネ化に伴い、容量に空きがある場合があります。 ただし、キュービクル内の変圧器更新の際には、現在使用している電力量の調査をおこなってから、変更することをお勧めします。

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