食品製造業の省エネ診断を実施しました。

食品製造販売業者様からの依頼があり、
省エネルギー診断を実施することとなりました。
本事業所は1983年に竣工し、築40年が経過しています。
事業内容は給食の製造販売、
及び給食管理業務・学校内の食堂及び売店の経営、社員食堂の経営等です。

空調システムはパッケージエアコン+ルームエアコンの個別空調方式です。
空調機は順次高効率型へ更新しています。
照明設備は旧来の蛍光灯を使用しています。
デマンド監視装置は設置していません。
設備機器や厨房設備及び蒸気ボイラーの管理は現場側にまかせており、
エネルギー管理体制は構築していません。
本事業所で使用しているエネルギーは、電力(68%)、LPG(20%)、灯油(12%)です。
これより電力とLPGの削減が主要な省エネのターゲットになります。

今回は、
運用改善として
・空調設定温度の緩和
・室内機のフィルター清掃(室外機フィン洗浄含む)
・こまめな空調停止
設備導入として
・LED照明の導入
・デマンド監視装置の導入
・蒸気配管のバルブの保温
の提案を行いました。
※ 本事業所様のエネルギー使用量は、120.2㎘/年です。
省エネ診断による予想エネルギー削減は、5.28㎘/年、
予想削減金額は、857,000円/年です。