酒造会社における運用改善による省エネ事例
【運用改善:コスト削減90千円】
診断を実施するに至った経緯
県の補助事業への申請にあたり、専門家による診断が必要であったため。
また、エネルギー利用状況の現状把握により費用削減を図るため。
蒸気配管の保温
貫流ボイラーの未保温となっている配管へ保温材を施すことで放熱を防ぎ、燃料消費の削減をはかる省エネ提案です。
具体的な診断事例では、蒸気発生設備である貫流ボイラー本体近くの配管の一部(バルブ、フランジ類)に未保温の部分があり、そこへ保温材を施し放熱を防ぐことで、年間533Lの燃料(A重油)削減(年間59千円のコスト削減)が可能と試算されました。
冷蔵室室外機のフィン清掃
精米所および貯蔵室にはプレハブ形の冷蔵室が設置されており、これらの冷却設備の室外機フィンにかなりの汚れが付着していました。これらを掃除することで、効率の低下を回復する省エネ提案です。
具体的な診断事例では、年間1,013 kWhの消費電力量削減(年間31千円のコスト削減)が可能と試算されました。