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工場ユーティリティ設備の省エネ支援(計測支援)と対策例

圧縮空気設備と生産冷却水設備の省エネ支援(計測支援)を行いました。効果の大きな提案事例としてご紹介します。

圧縮空気設備の例

工場ユーティリティ設備の省エネ支援(計測支援)と対策例

某工場の省エネ診断でウォークスルー調査していた際に、コンプレッサーの運転音がロード⇔アンロードに頻繁に切り替わってました。ロスがあると想定し計測支援する事を進めました。実際にコンプレッサー設備を省エネ支援で計測支援した結果、工場負荷エアー流量に対して過大なコンプレッサー240kWが設置されアンロード運転を繰り返していることが判りました。計測結果をもとに適正容量のインバータ・コンプレッサー100kWを導入し省エネを行う提案を行いました。 
・工場全体のエネルギー使用量 原油換算 1,990kL
・削減効果 110kL(工場全体の5.5%)
・CO2排出量削減 227t-CO2
・コスト削減効果 12,810千円
・概算投資額   40,000千円(投資回収年3.1年)

生産用冷却水設備の例

工場ユーティリティ設備の省エネ支援(計測支援)と対策例

某工場の省エネ診断でウォークスルー調査していた際に、冷却水ポンプが24時間定格運転していました。冷却水温度は23℃くらいで流量を落とせる可能性があり計測支援を提案しました。このような経緯で生産用冷却水設備の計測支援を実施しました。冷却するのは工場の溶接ロボットやホットスタンプという設備で必要な負荷流量に対して多く送水している事が判りました。冷却水ポンプ22kW×4台にはインバータは設置されておらず、定格運転しています。対策として、各冷却水ポンプ22kW×4台にインバータを導入し負荷による台数制御とポンプの並列インバータ運転する提案を行いました。制御内容は冷却水流量計を設置し負荷側の冷却水流量と送水温度・還り温度、送水圧力を計測しPLCで演算制御させ、それぞれの設定条件を満足する範囲でインバータ回転数を制御する内容です。 
・工場全体のエネルギー使用量 原油換算 2,390kL
・削減効果 45kL(工場全体の1.9%)
・CO2排出量削減 90t-CO2
・コスト削減効果 5,100千円
・概算投資額   13,000千円(投資回収年2.5年)

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