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アーカイブ R5 一般社団法人省エネ推進企業会フラットエナジー
北海道

建設会社事務所の省エネ診断

自治体の省エネ補助金申請を予定されているとの事で診断の申し込みを頂きました。 現場で温熱環境をヒアリングし、平面・立面での温度差を確認させて頂きました。 照明は既にLED化(一部吹抜け部除く)が完了しており、エネルギー削減にも前向きに取り組んでおられました。 さらなる削減のテーマとして、冬季の開口部からの熱ロス削減のご提案をいたしました。

省エネ対策の検討

重油ボイラーの更新を検討されていますが、機器その物は整備もされ、効率も低下していませんので、まずは建物内の熱負荷低減を優先に改修し、負荷を最小化した上で最適な熱源の検討が必要な事、この先、BCPを考慮したZEB化も目指されている様ですので、対策として館内温熱環境改善を最優先でご提案いたしました。

設備導入優先順位

①冬季対応 窓断熱強化、吹抜け部・居室天井に熱還流ファン設置・給気ルート確保
②夏対応  排気ファン有効利用+給気確保⇒空気の流動を増やし、排熱能力を向上
③熱源更新 ボイラーを小型熱源に更新
      (館内環境改善後、必要機種を選定する等でZEB化のベースを作る)

診断の結果 年間のエネルギー削減量

・電気湯沸かし器の設定温度変更で0.229kl削減
・天井に熱還流ファン設置で2.45kl削減
・ロスナイ運転(スイッチ切替方法の改善)、夏の吸排気改善で1.485kl削減
・窓の高気密高断熱化で6.05kl削減
・外気取入れで陰圧解消で0.52kl削減
・暖房開始終焉期過剰運転抑制で2.21kl削減

以上の削減のポテンシャルがある事が分かりました。

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