宿泊施設における省エネ診断
宿泊施設における省エネ提案
事業者から「ボイラの更新をするにあたり、削減効果とコストを知りたい」「施設が老朽化している部分があるため、館内を診断してもらうことで、今後の対策や方向を検討したい」とのことでご相談があり、省エネ診断を実施することになりました。
館内のエネルギー使用量は、67.9kl/年です。診断の結果、16.1kl/年(削減率23.7%)の原油量削減が見込める結果となりました。提案診断内容7件を実施することによる光熱費の削減金額は、約216万円です。
高効率温水ボイラへの更新
温水ボイラは設置後25年以上経過しており、機器の老朽化及び経年劣化の懸念があったため、最新の高効率温水ボイラに更新することをご提案いたしました。
高効率温水ボイラに更新することで、8.7kl/年(削減率12.8%)の原油量削減が見込める結果となりました。光熱費の削減金額は約107万円です。投資回収年数は5.3年であることから、事業者も前向きに考えたいとのことでした。
変圧器の更新
変圧器は稼働後25年以上経過しており、更新検討時期を迎えておりました。一般的に変圧器は常時運転され、かつ使用期間が長い機器のため、最新の高効率変圧器を導入することで電力使用量の削減が見込めます。
診断の結果、1.5kl/年(削減率2.2%)の原油量削減が見込める結果となりました。光熱費の削減金額は約62万円、投資回収年数は5.4年です。