一般社団法人地域資源循環システム協会

支援事例 R6
富山県 岐阜県

食品製造業に対する省エネ診断

食肉処理及び食肉製品・惣菜等の製造を行う企業より、消費電力の見直しをしたいと相談があったため、省エネ診断を案内した。
調査対象となる本工場は2017年から稼働しており、前工場より移設した設備も一部あるため、殆どの設備は2017年に導入した一般的に高効率とされる設備となる。そのため、基本的に設備更新の必要はないことから、設備の使用方法の改善について8つの提案を行った。

改善提案の一部として、加工場内の品質管理上、空調は年間を通して20℃に設定されていることから、暖房運転時の設定温度を20℃から19℃へ変更することを提案した。温度緩和1℃へ変更することにより10%の削減効果がある。
また、加工場では多くのプレハブ冷凍設備を使用し、365日24時間稼働していることから、その電力量は大きいと思われる。室外機の熱交換器に汚れが付着することにより、風力が低下し、機器の効率低下が発生するため、室外機の熱交換洗浄を実施し、風力低下を防止することにより、機器効率低下を抑えることが可能となる。

様々な提案を行った結果から見た削減ポテンシャルとして、削減量は原油換算24,8kL、CO2削減量101,2tが見込める予定である。

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