1. TOP
  2. 相談窓口一覧
  3. 一般社団法人銀座環境会議
  4. 実践セミナー講演概要(その3):「省エネ機器導入」と補助金の活用

一般社団法人銀座環境会議

イベント・セミナー情報 R5
愛知県

実践セミナー講演概要(その3):「省エネ機器導入」と補助金の活用

実践セミナー講演概要(その3):「省エネ機器導入」と補助金の活用
実践セミナー講演概要(その3):「省エネ機器導入」と補助金の活用

 令和5年10月に愛知県みよし市で実施した「中小企業向け省エネ実践セミナー」の講演概要(その3)として、「省エネ機器導入と補助金の活用」について紹介します。
 講師の田中茂男氏(エネルギー管理士)からは、補助金を獲得するには、設備更新にあたって「省エネ」「低炭素」「非化石燃料」という視点が重要であることが強調され、エネルギー削減(主に経済産業省)やCO2削減(主に環境省)に着目した補助金があることが説明された。
●補助金を獲得するには
・補助金は設備更新が対象であり、更新にあたっては省エネ、低炭素、非化石燃料という視点が重要である。
・申請に際しては、対象設備の確認や省エネ率・CO2削減率の算定、補助率・補助上限額の確認が必要となる。国の補助金には経済産業省(エネルギー削減)と環境省(CO2削減)のものがあり、前者は各エネルギーの原油換算量を、後者はCO2排出量を算出することが必要となる。
・電気のCO2排出量の係数は年度、供給会社等により変動する。
●「先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金」(経済産業省)(R3~R12年度)
・A.先進事業(指定された先進技術設備導入)、B.オーダーメイド型事業(設計を伴う製造設備等導入)、C.指定設備導入事業(メーカー、型式指定設備導入:令和5年終了、令和6年度復活)、D.エネルギー需要最適化対策事業があり、それぞれ省エネルギー効果の要件や補助率、補助金限度額が異なる。
●「工場・事業場における先導的な脱炭素化取組事業(SHIFT事業)」(環境省)(R3~R7年度)
・工場・事業場の設備更新、電化・燃料転換、運用改善による脱炭素化を支援するもので、①脱炭素化促進計画の策定支援、②設備更新に対する補助がある。
・設備更新に対する補助事業には、A.標準事業、B.大規模電化・燃料転換事業、C.中小企業事業(新設)があり、C.が取組みやすい。
●その他の補助事業
・この他に、「ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業」(環境省)、「駐車場を活用した太陽光発電(ソーラーカーポート)導入支援」、「ものづくり補助金『グリーン枠』」、「民間建築物等における省CO2改修支援事業」(環境省)、「既存建築物省エネ化推進事業」(国土交通省)がある。

Related Articleその他の関連記事を読む

その他の記事はただいま準備中です。