全国省エネ推進ネットワーク

Vol.2見れば納得省エネ事例

省エネ事例②
省エネ取り組みの結果、他の経営改善にも繋がった
ショッピングセンターの事例

ホテルやレストラン、ショッピングセンターなどの業種は、他の業種に比べて光熱費の割合が高いことが多く、光熱費削減≒省エネ取組が経営課題の中で優先順位が上にくるため、省エネ意識が高い傾向にあります。
光熱費削減の取組の結果、それだけではない経営改善効果があったりすることを知っていただくと、意識が実行につながって、取り組まれる方がもっと増えるかもしれません。

光熱費削減は最重要経営課題だった

Aショッピングセンターさんは、東北の県庁所在地の駅前にある大型商業施設です。コストに占める光熱費の割合は約三分の一にもおよび、照明と空調にかかる費用がその大半を占めていました。以前は、大手流通がテナントの中核だったため、建物そのものの断熱等の省エネ対策はかなりしっかりとされていましたが、光熱費の削減は大きな経営課題となっていて、経営者の方も頭を悩ませていました。

削減の第一歩として契約電力の見直しを検討したところ、普段からつきあいのある電力会社の子会社が、省エネルギーに関する相談に無料でのってくれる、「省エネルギー相談地域プラットフォーム」という事業に参画していることを知りました。そこで、様々な光熱費削減の手段について、プラットフォームからの提案を受けることにしました。

LED照明の導入の結果、光熱費削減だけでないさらなる効果が!

プラットフォームからは、「省エネに取り組むことでさらに光熱費削減になる」とのアドバイスを受け、LED照明の導入に踏み切りました。
現段階では部分的な導入にとどまっているそうですが、LEDに替えたことにより思わぬ副次的な効果があったとのことです。

5階の本屋さんをまずLED化したところ、蛍光灯に比べてフロア全体が明るくなったので雰囲気が良くなり、お客様の滞在時間が伸びたそうです。
他にも、本棚に設置されていて直接本を照らしている照明もLEDにしたことで本の「焼け」がなくなり、返本の際に焼けて廃棄していた本の数が減るという効果もあったとのこと。

また、以前の省エネ取り組みでは、テナントが入っていない空きスペースや、お客様が通らないバックヤードは蛍光灯を消灯するという対策をとっていましたが、LEDにすることでそのような部分も常時点灯することが出来るようになりました。
その結果、店内で暗いところがなくなり、転倒防止や痴漢対策など、防犯や防災の観点で安全・安心が高まり、お客様にとっても従業員にとっても環境の改善効果は大きかったと実感されたそうです。

引き続き支援を受けながら、更なる取組を検討

今回のLED部分導入の効果を受けて、今後プラットフォームの支援を受けながら、補助金の活用も視野に入れてLEDの全館導入をしていこうと検討されています。
空調についても個別空調などへの設備更新を検討中ですが、大型施設における空調設備更新の事例がなかなか見つからないそうで、新たにできた人的ネットワークを活用しながら情報収集をし、さらなる改善を目指しています。

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