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アーカイブ R4 一般社団法人省エネプラットフォーム協会
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計測による支援-3 コンプレッサー吐出圧力の低減による省エネ

鉄道車両部品を主力製品として製造している金属加工会社では、省エネ診断の結果、コンプレッサーの吐出圧力に低減余地があったので、二つの製造ラインで吐出圧力を低減した場合の確認テストを行いました。コンプレッサー吐出圧力は0.75~0.7MPaを0.1MPa下げた時の現場への影響の有無を現場の方々の協力を得ながら行いました。

CMエリアの圧力低減効果

計測による支援-3 コンプレッサー吐出圧力の低減による省エネ

 操業1日は従来の吐出圧力で機械を稼働させ、翌1日は従来より0.1MPa下げて運転し、加工機械の作動に影響がないことを確認した。その圧力変化と使用電力量は図のようになりました。CMエリアは0.1MPa下げることにより、約6.8%/日(23kwh/日)の電力削減になることがわかりました。

MPエリアの圧力低減効果

計測による支援-3 コンプレッサー吐出圧力の低減による省エネ

確認方法はCMエリアと同様で、翌1日は従来より0.1MPa下げて運転し、加工機械の作動に影響がないことを確認した。その圧力変化と使用電力量は図のようになりました。MPエリアは0.1MPa下げることにより、約8%/日(40kwh/日)の電力削減になることがわかりました。

計測器を活用した省エネ支援の有用性

計測による支援-3 コンプレッサー吐出圧力の低減による省エネ

本事例のように、省エネ診断は健康診断のようなもので、ウォークスルーで気付いたことを提案書にまとめますが、仮定条件で作成します。それは、データによって証明する必要があると思っています。一日のテストで一歩踏み込んで実施を検討していただけることを期待しています。

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