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アーカイブ R4 一般社団法人省エネプラットフォーム協会
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計測による支援-2 エアー配管の1ライン化によるコンプレッサー運転台数削減

工程毎にコンプレッサーが設置されており、故障時にバックアップできるようにバイパス管が設置されているが、常時は閉止している。コンプレッサーは複数台設置されているが、その運用が課題であった。1系統化による削減余地を調べるために、運転パターンを替えて運転電流を計測したところ、1台はほぼ停止できることがわかった。

現状のエアー配管システム

計測による支援-2 エアー配管の1ライン化によるコンプレッサー運転台数削減

工場内のエアー配管システムを示す。レシプロ式3台運転とスクリュー式1台運転が工場内のA,B工程に設置されて、エアー配管は各工程の専用に構成されているが、故障時にバックアップの目的でバイパス配管が設置されている。

エアー配管システムの比較

レシプロ式3台運転のA系統とスクリュー式1台のB系統を単独で数日間運転し、エアー圧力とコンプレッサーの運転電流を計測した。その後、バイパス配管を開いて工場内をループ配管にして運転状態を数日間計測した。各ラインの稼働はほぼ変動がないとのことである。

2系統配管と1系統配管の運転データで明らかになったこと

計測による支援-2 エアー配管の1ライン化によるコンプレッサー運転台数削減

設置場所が異なるA系統とB系統を運転し、ループ化することによって、B系統のコンプレッサーがほぼ停止状態になっている。コンプレッサー本体の圧力設定は変更していない(メーカーサービスが設定した値)。工程毎にシステムを独立させて異常時にバックアップする運用だったが、ループ化によって省エネ効果を確認できたので本確認テストによって運用を変更した。将来的にはループ化が望ましいといえる。

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