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給湯設備 計測診断と運用状況を反映させダウンサイジングで更新

給湯設備 計測診断と運用状況を反映させダウンサイジングで更新

老健施設において、浴槽の給湯が主な供給先である給湯設備の省エネ診断の結果、重油焚き温水ボイラから電気式のエコキュートに置き換える提案にあたり、給湯ラインの往・還配管の温度計測を行い、また運用状況のヒアリングから給湯負荷を正確に把握し、最適な更新計画を提案した。その結果、設備容量は大幅なダウンサイジングができた。 現状の系統及び温度計測の箇所を下図に示す。

給湯設備 計測診断と運用状況を反映させダウンサイジングで更新

【測定結果から分かったこと】 ◆浴室を使用していない時間帯でも18kW程度の負荷があった(温水循環時の放熱ロスが全体の約15%) ◆給湯ピークは 120kW-18kW=102kW ,一日の給湯負荷は約680kWh

給湯設備 計測診断と運用状況を反映させダウンサイジングで更新

【診断結果を反映した対策案】 ◆エコキュートを給湯負荷の近くに設置し、給湯の循環放熱ロスを小さくする ◆現状の循環放熱ロス分15%を除いた一日の給湯負荷の見直し 680kW×0.85=578kW ◆運用状況のヒアリング結果も反映し当初計画した給湯容量を適正ダウンした この結果により、CO2削減 △59.8t-CO2/年 省コスト △163万円/年 を得た。

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