食品加工工場の省エネ

近年は北国でも猛暑日となることも多く、冬期は例年以上に寒さは厳しくなっており、従業員の労働環境の整備とともに環境配慮の観点からCO2の削減にも取り組んでいきたいと省エネ診断を希望されました。

電気ヒートポンプエアコンの暖房への活用提案

事務所や休憩室の暖房には灯油暖房設備だけを使用していますが、設備済みの電気ヒートポンプエアコンの暖房機能を積極活用することで電力使用量を削減することを提案いたしました。 【運用改善：コスト削減105千円/年　燃料削減量（灯油）2,113L/年　CO2削減率62％】

原材料保管庫の暖房設定温度の緩和提案

原材料保管庫は暖房設定温度28℃に設定されていました。 運用上問題のないと思われる26℃に設定することにより空調用電力使用量を削減することを提案いたしました。 【運用改善：コスト削減30千円/年　燃料削減量（電力）1,339kWh/年　CO2削減率43％】

断熱改修の提案

作業工程で温度管理が必要な部屋があり、冬期は暖房で一定温度を保っていますが壁や天井からの放熱が大きくなっています。断熱改修を行うことにより放熱量を少なくすることで暖房用の燃料使用量の削減を提案いたしました。 【設備投資：投資額2,000千円、コスト削減433千円/年、回収年数4.6年】