県内の建材商社より、今後の環境経営に向けて中小企業版SBT認証取得の相談を受け、事業所のエネルギー使用状況の現状把握や削減余地の確認、目標検討の基礎資料とするため省エネ診断を行いました。 省エネ診断では、空調機器の経年変化による効率低下の対策として高効率空調機器への更新、蛍光灯がまだ多く使用されていることからLED化更新により費用効果試算、変圧器が竣工当時のままで更新時期を迎えていることから変圧器の高効率化と同時にダウンサイジングを検討すること、デマンド監視によるデマンド値の抑制などの提案を行いました。 これらの対策を実施することでエネルギー使用量は事業所全体の19.2％（原油換算5.5KL/年）のポテンシャルがあり、約57万円/年削減の可能性が見えました。 省エネ診断を受けて温室効果ガス排出量削減の目標設定や計画的な設備更新、従業員による運用改善の取組みを社内で検討し令和4年度中にSBT認証を取得されました。