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圧縮成型機の保温効果を計測データによって実証

熱硬化性樹脂の成形製品を製作している事業者様の事例。圧縮成型機から発する放熱は製作工程におけるエネルギーの損失だけでなく周囲温度の上昇によって作業環境の悪化を招いている。これらの課題を解決するため、成型機に保温を施した。また、計測データに基づいたエネルギー評価を行った。 PDCA支援では、稼働中の120トンの成型機において効果を確認した。

保温実施前後のエネルギー評価結果

圧縮成型機の保温効果を計測データによって実証

工程別のエネルギー評価 (1)立上げ時の放熱量と電力量  立上げ時の時間は電源ONから所定の温度まで到達し安定するまでの時間とする。  測定点は金型部が一番多くほぼ温度むらもないと考え設置し、放熱量は定式により計算する。 (2)安定時(定常時)の放熱量と電力量  表面温度および電力が一定となった状態での放熱量と電力量。  放熱量は定式により計算する。 (3)作業が終了し翌日の立上げまでの放熱量

圧縮成型機の計測状況

圧縮成型機の保温効果を計測データによって実証

定式により放熱量を算出するため、成型機表面温度、成型機周囲温度を計測し、電力削減効果を確認するために、電力クランプロガーを設置した。立上げ時と停止時の放熱量は非定常なのでサンプリング周期は30秒で行い、サンプリング毎の計算値を積算した。

計測による評価まとめ

圧縮成型機の保温効果を計測データによって実証

保温前後の効果がわかるように計測データ例をグラフに示す。また、定常時のエネルギー削減効果の試算結果を示す。

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