一般社団法人環境省エネ推進研究所

支援事例 R6
宮崎県

某工場での省エネ診断事例

本事業所はプロ用刃物や業務用機械刃物の企画開発・製造を行っています。カーボンニュートラルに関して海外も含めた取引先からの要望もあり委員会を立上げて脱炭素に取組んでいます。

エネルギー削減ポテンシャルについて

今回の省エネ診断では、以下の項目を提案しました。

運用改善
1)空調設備の設定温度緩和
2)コンプレッサのフィルター清掃

設備投資
1)業務用冷蔵冷凍庫の更新
2)照明器具のLED化
3)太陽光発電設備の導入
4)変圧器の更新(アモルファス)

参考試算(実施中であるが、削減効果の試算を依頼されたため)
1)空調室内機のフィルター清掃


原油削減量 :27.1kL
CO2削減量:49.9t


本事業所で使用しているエネルギーは、電力1,646,980kWh(97.5%)・LPG7,361kg(2.5%)、年間のエネルギー使用量原油換算値は376.6kL、年間のCO2排出量は692.4t-co2となっています。


今後の方針として先ずは運用改善に取組んでいき、設備更新及び導入については、脱炭素量の多い太陽光発電設備の導入をメインに補助金を活用する形で進めていきます。また、電力の見える化にも興味を示され、電力計測も進めていく予定です。

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