福祉施設を省エネ診断しました。

今回、省エネ診断を予定している事業所様からの紹介により、省エネ診断を実施することになりました。

本事業所の建物は1992年竣工で30年が経過しています。
空調システムはパッケージエアコン+ルームエアコンの個別空調方式です。
空調室内温度は概ね25℃に設定されていますが、温度管理は従業員まかせであり、管理された状態ではありませんでした。
エアコンは順次高効率型に更新されていました。照明設備のLED化は概ね済んでいました。
給湯設備は設置していません。
利用者の出入りが多く、出入口に面した大部屋では、外気の侵入もあり温度のバランスが不安定でした。
利用者は障がい者であるため温度管理は難しい面があります。
したがってエネルギー管理体制は構築されていません。

本事業所での提案は、運用改善です。
使用エネルギーは電力のみであり、電力使用量の多い空調機の省エネ提案に集中しました。
空調設定温度の緩和、室内機フィルター清掃等の助言を行いました。
事業者様としては、今まで省エネの取り組みを実施したことがなかったので、
これを機会に全員参加の省エネに取り組みたいとのことでした。
※ 本事業所様のエネルギー使用量は、13.5㎘/年
省エネ診断による予想エネルギー削減量は、1.7㎘/年
予想削減金額は、223,000円/年です。